
京都市内で猫のTNR活動などに取り組むボランティアたちが今年2月に開設した保護施設「保護猫ハウス まなねこ」(以降、「まなねこ」)。開設してから1カ月ほど経ったある日、ガリガリにやせ細り衰弱した野良猫がやって来ました。 【動画】保護した猫が低体温症で入院、奇跡の復活を遂げるまでの20日間 野良猫は、京都市内の団地で保護された白猫。保護主さんによると、数週間前に見掛けたときよりもやせてしまい、顔も体も汚れていたといいます。ただ、保護主さんは自宅で飼えない事情があり、保護する前に白猫を受け入れてくれるという近所の人を見つけていました。
ガリガリにやせ細り衰弱した野良の白猫
しかし、保護したあと白猫が猫風邪を引いていたことやシラミがいたことなどから、近所の人から「うちの子たちにうつると困る」と白猫の受け入れを急に断られたのです。すぐに愛護団体などにもあたってみましたが、見つからず・・・このまま見つからなかったら、「また元の場所に戻すしかない」と途方にくれていました。わらをもつかむ思いで、預かり先を必死に探し続けました。そんな中で出会ったのが「まなねこ」でした。 初め「まなねこ」側は、白猫の受け入れを断りました。もともと「まなねこ」は公園に住んでいた猫たちを保護するために開設した保護施設。当時は活動をスタートさせたばかりで、保護した猫たちの去勢・避妊手術などでお金が掛かり、白猫にかかる医療費を負担する余裕がなかったからです。そこで保護主さんは、全て医療費を負担することを約束。保護主さんの白猫を助けたいという強い思いを受け止め、「まなねこ」で白猫を預かることになりました。
保護施設に迎えられ、名前は「主(ぬし)」に
白猫の名前は、「主(ぬし)」。ずっと同じ場所にいて“主”としてその場所を守っているように見えたことから、保護主さんが名付けました。主のお世話は「まなねこ」スタッフ全員が協力し合い、スタッフのにゃん子さんが保護主さんとの連携を取る役割も担当。動物病院に連れて行くと、10歳くらいの女の子という主は体重2.2キロほどしかありませんでした。ノミやシラミがいたほか歯が抜けているところも多く、口内炎や結膜炎、白血病陽性などと診断されたそうです。 「こんな状態でお外に戻されていたらこの子は生きていられなかったはず・・・」 にゃん子さんたちの心配はよそに、主は「まなねこ」に来てから食欲旺盛でゴロゴロと喉を鳴らしながらご飯を何度もお代わり。10日ほどで体重も1キロ近く増え、順調に体調も改善してきました。保護主さんも何とか時間を作り、「まなねこ」にほぼ毎日足を運んで主と面会。日に日に元気になっていく姿を喜んでいたといいます。
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