デジタルコンテンツの著作権を保護する「C-Guardian」のサービス概要(発表資料から)
博報堂は30日、同社が発足させたブロックチェーン(分散型台帳)技術の活用をテーマにしたプロジェクト「HAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアチブ)」が、デジタルコンテンツの著作権を管理・保護するサービス「C-Guardian(シーガーディアン)」をケンタウロスワークス(東京・千代田)および原本(同)と共同で開発したと発表した。
C-Guardianではブロックチェーン技術の特徴を応用し、デジタルコンテンツの著作権を管理・保護する。ブロックチェーンプラットフォーム上に著作物(テキスト、画像、動画)の情報を記録し、機械学習を用いて著作物と類似するコンテンツがインターネット上に掲載されていないか常時探索する。
著作権を侵害しているウェブサイトを発見すると、当該サイトおよびコンテンツの情報をブロックチェーン上に記録し、証拠として保全する。これまで人の手では困難だったインターネット上の膨大なコンテンツの分析、記録、証拠化を実現することで、違法なウェブサイトへの迅速な対応が可能となり、適切に著作物を保護できるという。
同サービスは、2月に発足したコンソーシアム「Japan Contents Blockchain Initiative(ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアチブ)」が運営するブロックチェーンプラットフォーム上で既に稼働している。
(日経クロステック/日経ニューメディア 長谷川博)
[日経クロステック 2020年3月30日掲載]
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博報堂、ブロックチェーン技術で著作権を保護 - 日本経済新聞
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