4月5日に解禁予定の駿河湾産サクラエビの春漁で、静岡県桜えび漁業組合は富士川沖など主な産卵場とされる湾奥について、依然として資源状態が不安定で不漁も長引いているとして禁漁区を維持することが2日までの関係者への取材で分かった。昨年春漁時より禁漁区を狭めたり、海域によっては投網時間を延ばしたりと自主規制を一部緩和する措置も講じる。海域ごとに柔軟な制限を設け、主な産卵場の湾奥を重点的に保護する狙い。
2月中旬に組合が実施した資源調査では、昨年同時期に群れが見られなかった湾奥から西部で一定の群れが確認されたという。組合は2019年春漁で初めて禁漁区を設定、産卵する親エビを保護した。禁漁措置は2年連続。湾奥の広いエリアを対象にした前回春漁に対し、今回は富士川沖のほか田子の浦沖や蒲原、由比沖など一部に絞った。
操業隻数と投網時間の自主規制も維持する。ただ、沼津沖など禁漁区以外の湾奥は1日の操業隻数を20隻、投網時間を10分とする一方、その他の海域では最大で60隻、20分とした。初めて自主規制を行った昨年春漁と秋漁では、全ての海域で操業隻数を40隻、投網時間は10分としていた。
投網前には試験網を使用し、エビの体長組成を確認する。「頭黒(あたまぐろ)」と呼ばれる産卵間近の親エビを3分の1以上確認した場合は群れに投網せず、複数の海域で頭黒を確認した場合は操業を見合わせることなども検討する。
湾奥で操業が行われれば、18年春漁以来2年ぶり。組合は2日までに開いた船主会で自主規制案を正式決定し、加工組合など関係機関へ通達済み。実石正則組合長らは同日午後に静岡市清水区の由比港漁協で会見し、発表する。
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March 02, 2020 at 01:17AM
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サクラエビ春漁、湾奥の禁漁区維持 投網時間など一部緩和|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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