【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は5日、モスクワで首脳会談を行う。シリア反体制派の最終拠点・北西部イドリブ県で、ロシアを後ろ盾とするシリアのアサド政権軍と反体制派を支援するトルコ軍の戦闘が激化する中、停戦に向けた合意がなされるかが焦点だ。ただ、ロシア・シリア側とトルコの立場の隔たりは大きい。会談で具体的な成果が得られるかは、双方にとって有益となる将来的な構図を描けるかにかかっている。
ペスコフ露大統領報道官は4日、「議題はイドリブ情勢だ。停戦に向けた共通理解を得ることが期待される」と指摘。ロイター通信によると、エルドアン氏も同日、「会談で停戦を達成したい」と表明した。
しかし、アサド政権はイドリブから反体制派を一掃して国土の完全掌握を狙っているのに対し、トルコはシリア国内に勢力圏を維持したい思惑で、両者が歩み寄れる余地は大きくない。
ロシアにとって国内に軍事基地を持つシリアは中東での影響力を保持するための重要なパートナーとなっている。双方に多数の死者が出ている情勢下で、アサド政権の意向を無視してトルコの主張を受け入れるのは困難とみられる。
エルドアン氏の立場も苦しい。近年のロシアとの接近で米国との関係が悪化しているほか、シリア難民の扱いをめぐって欧州とも対立。孤立無援とも呼べる状況だが、国内世論や国家戦略の観点から安易な譲歩には応じられない情勢だ。
ロシアは内戦終結後のシリアについて、アサド政権による全土掌握を前提に、トルコやイランに一定の影響力を保持させることを検討してきた。この日の会談でも、ロシアとトルコ双方の利益と面目を守る方策が模索される見通しだ。
"合意" - Google ニュース
March 04, 2020 at 05:31PM
https://ift.tt/38qlhdw
シリア情勢めぐり露・トルコ首脳会談 停戦合意が焦点 - SankeiBiz
"合意" - Google ニュース
https://ift.tt/2urNum4
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment