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Tuesday, April 7, 2020

新型コロナ感染から守る顔面保護具は自作可能 - DIGITALIST

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界に広がる中、マスクやガウン、手袋、フェイスシールドなど医療従事者が使う個人防護具(personal protection equipment:PPE)の不足が問題となっている。大阪大学大学院医学系研究科次世代内視鏡治療学特任教授の中島清一氏と同大学招へい教員の室崎修氏は、身近な文房具の「クリアファイル」と3Dプリンターで自作可能なフレームからなる顔面保護具(フェイスシールド)を開発し、4月3日に発表した。製造時間は最短で1時間半ほど。中島氏らは必要なデータをウェブ上で公開し、非常事態に活用可能とした。

発想から試作品完成までたった3日

 マスクなどは単回使用だが、個人防護具は不足傾向が顕著で医療現場でも使い回しが行われるようになっている。米ニューヨーク州のマウントサイナイ病院においては、看護師の使うガウンがなくなり、代替品としてゴミ袋をかぶらざるを得なくなっていることが3月26日にニュースで報じられている。

 中島氏は、「CDC(米疾病対策センター)は新型コロナウイルスの対応にN95マスク装着を求めていたが、個人防護具の不足が深刻になり、エアロゾル(空気中に浮遊する固体や液体の粒子)化が問題となる処置以外では通常のサージカルマスクでよいと表現を改めた。これまでは考えられなかったが、自宅から装着しているマスクで対応してよい方針も米国の医療施設認定合同機構から示された」と述べた。同氏が参加している欧州内視鏡外科学会のフォーラムでは、世界中の医師らが医療器具の不足を代替品で賄うアイデアを持ち寄っているという。「日本からも自分たちで動き出そうと検討に着手した」と今回の開発経緯を説明した。

 3月27日、中島氏の研究室関係者がビデオ会議でブレインストーミングを行い、フェイスシールドの開発を決めた。もともと産学連携を推進し、「ユニバーサルヘルスカバレッジ」の考え方の下、先進国ばかりではなく、新興国でも実用に堪える医療機器を安価に作り出す研究を進めている(関連記事)。その延長線上にあるものだ。

身近な文房具「クリアファイル」と3Dプリンターで自作可能なフレームからなる顔面保護具(写真:星 良孝、以下同)

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