Pages

Tuesday, April 7, 2020

思いがけなく保護した猫とわが家の末っ子の友情(ファンファン福岡) - Yahoo!ニュース

わが家の庭に子猫が現れるようになったのは、夏休み前のことでした。どうやらその子猫は、母猫や兄弟猫とはぐれたらしく、時々1匹で庭に遊びに来るようになりました。

力なく鳴く子猫を放っておけずに緊急家族会議

子猫が庭に現れるようになってから、わが家では子猫がいないか庭を観察するのが日課になりました。大体子猫は昼頃に現れては庭の木の下で寝ていたので、子どもたちは学校から帰ってくると、「今日は、子猫いる?」とドタバタと庭が見える窓に直行! 子猫は近づくとすぐに逃げてしまうので、離れたところからこっそり見ていました。

 しばらくして、少しずつ見られることに慣れてきた子猫。私たちの姿を見ると、か弱く鳴くようになりました。私は「エサをあげたら居ついてしまう…」と思いつつも、自分でエサを獲れるわけもない子猫を放っておくことはできず、子どもたちに「子猫もおなかが空いてるだろうから、ミルクあげよっか?」と聞くと、「やった!」と大賛成!

 兄弟の中でも末っ子は、子猫に「ごはんの時間だよ」と粘り強く呼びかけていました。そのおかげか、子猫はミルクをしっかり飲んでくれるようになりました。

 そして、ひと月も経つ頃には、子猫はついに家に上がり込んでくるまでになったのです。

 ある日の夏、折しも台風が近づいていました。暴風雨の中、子猫が外で耐えられるのか、そう思うと居ても立ってもいられません。じっと庭を見つめて、心配する子どもたち。

 急きょ、家族会議で「子猫を保護するか」を話し合うことにしました。子どもたちは、「賛成!」とうれしそう。私も、動物好きなので、子猫を保護することに異論はありません。旦那は、以前は「だめだ!」と反対していましたが、いつの頃からか、子猫の「エサをちょうだい」と甘えた声にノックアウトされていたようで、満場一致です! 

 こうして家族会議の結果、子猫は無事にうちの子として保護されることになったのです。

子猫の一番の友達になったのは末っ子

子猫がわが家の一員になって、一番喜んだのが小学2年生の末っ子でした。

 今まで一番下の子だったため、他の兄弟より甘えた性格でした。しかし子猫が家族になってからは、子猫の世話をせっせと焼き始めました。その姿はまるで、小さなお母さん! 

 子猫にエサをあげるのはもちろん、ブラッシングしたり、ボールで遊んであげたり、トイレの掃除もすすんでしていました。そんな末っ子に、子猫も一番なついているようでした。

 子猫の、末っ子の後ろをちょこちょことついて歩く姿を見ると、本当に癒やされる! いつしか子猫はなくてはならない大切な家族になっていました。

 また末っ子は、今まで私が添い寝しないと寝られなかったのですが、自分で子猫と一緒に寝るようになり、朝も早く起きられるようになりました。1人のお留守番も、子猫が一緒だとへっちゃらのようです。

 子猫は1年ですっかり大きくなりました。それでも、1人と1匹は変わらずにとても仲良しです。

 末っ子が熱を出して寝ているときは、猫はそっと寄り添って寝たり。末っ子が庭を走り回っているときは、猫は誘うように前を走ったり。末っ子が怒られて元気がないときも、猫が「元気出して」と鳴くと、たちまち元気になって一緒に遊び始めます。

 最初は親子のような1人と1匹でしたが、今はまるで弟か親友のようで、他の兄弟が「うらやましい」と嫉妬するほどです。

 末っ子を見ていると、「猫を飼ってよかったなあ」としみじみ感じるのです。

(ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)

【関連記事】

Let's block ads! (Why?)



"保護する" - Google ニュース
April 07, 2020 at 07:20PM
https://ift.tt/2V4BTTe

思いがけなく保護した猫とわが家の末っ子の友情(ファンファン福岡) - Yahoo!ニュース
"保護する" - Google ニュース
https://ift.tt/2OGHhcY
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment