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Tuesday, May 26, 2020

豪ヴァージン、国内線18%拡充 政府合意で - Aviation Wire

 経営再建中のヴァージン・オーストラリア(VOZ/VA)は、豪州政府との合意に基づき国内線ネットワークの拡大を決めた。アデレード-パース線を週3往復で開設したほか、既存路線も増便や機材の大型化を進める。同社全体でこれまでの18%増となる週64往復を同76往復に拡充する。

豪州政府との合意に基づき国内線を拡大するヴァージン・オーストラリア=PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

 ブリスベン-メルボルン線を1日1往復から2往復に、ブリスベン-マッカイ線を週5往復から6往復に、ブリズベーン-ケアンズ線を週3往復から4往復に増便した。また、パースとニューマン、カラサ、ポートヘッドランドをそれぞれ結ぶ路線は、機材をフォッカー100型機からボーイング737型機に大型化し、輸送力を増強した。今回改定した運航スケジュールは6月11日まで。

 ヴァージン・オーストラリアのジョン・マクラウドCCO(最高商務責任者)は路線拡充について、「旅行者や貨物顧客により多くの選択肢と柔軟性を提供できる。政府支援に感謝する」と述べた。

 ヴァージン・オーストラリアは親会社のヴァージン・オーストラリア・ホールディングスが現地時間4月21日に、日本の民事再生手続に当たる「任意管理」に入ったと発表。事実上経営破綻した。4月30日には、デロイト・リストラクチャリング・サービスを管財人として第1回債権者集会を開催し、売却先候補の検討や構造改革案の作成などを進めている。

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