核合意から５年、イラン政府「米は自らの離脱で恥さらした」
崩壊の瀬戸際に追い込まれているイラン核合意から５年に合わせて、イラン政府が１４日、声明を発表し、一方的に離脱したアメリカを「国際社会に自ら恥をさらした」と強く非難しました。
イラン政府は１４日、今年で５年となったイラン核合意について、「核合意は複数の国による多角的な外交の場として機能している一方、アメリカは自らの離脱で国際社会に恥をさらした」などとする声明を発表しました。「アメリカのせいで、イラン国民が得られるはずだった経済支援が滞っている」と非難しています。
イラン核合意をめぐっては、核開発を制限する見返りとして欧米などがイランに対する経済制裁を解除することで合意していましたが、アメリカが一方的に離脱し、事実上、形骸化しています。また、イランへの武器の禁輸措置について今年１０月から解禁されることになっていますが、これにアメリカは強く反発していて再び緊張が高まる可能性があります。
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July 14, 2020 at 04:58PM
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