東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台半ばで推移。英国と欧州連合(EU)が通商交渉で大枠合意したのを受けたリスク選好の流れが継続した。ポンドは主要通貨に対して全面高。
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市場関係者の見方
外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長
- 英EU通商交渉が大枠合意となり、ドルも円も他通貨に対しては売られ、ドル・円はドル安と円安が綱引きする典型的なリスクオン時の動きで動意に乏しい
- クリスマス休暇の時期なので、これから欧米時間に入ると市場参加者が激減して取引が少なくなるサイレントナイトになるのではないか
- 上昇しているポンドはニューヨーク市場の引けにかけて、いったん利食い売りに押される可能性がある
- 米追加経済対策を巡ってトランプ大統領が拒否権を発動するとは考えにくい
ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長
- 英EU通商交渉の大枠合意を受けてポンドは買われて一段高に
- リスクオンの流れになっているので、ドルも円も売られている
- きょうから年末までクリスマス休暇シーズンなので相場が薄く値が振れやすい。英EU通商交渉や米追加経済対策などを巡るヘッドラインには引き続き注意したい
背景
- 英EU通商交渉が大枠合意、漁業権で英譲歩-ジョンソン氏が24日会見
- 米追加経済対策、個人給付2000ドルへの増額要求は失敗する-マッカーシー下院院内総務
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新型コロナ】NYが旅行者隔離順守取り締まり、英の新規感染は最多
- 英国、イングランド都市封鎖26日から拡大-さらに感染力強い変異種確認
- 日経平均株価は前日比143円高で取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で堅調
- 米10年物国債利回りは時間外取引で0.94%台後半を中心に推移
からの記事と詳細 ( ドル103円台半ば、英EU大枠合意でリスクオンが継続-ポンド全面高 - ブルームバーグ )
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