【ブリュッセル=竹内康雄】ユーロ圏の財務相は11月30日のテレビ会議で、欧州債務危機時に設けた加盟国向けの救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)を見直すことで合意した。銀行が危機に陥った際に破綻処理を実施する「単一破綻処理メカニズム」の資金が尽きた場合、ESMが融資できるようにするのが柱だ。銀行破綻への備えを厚くする。
ユーロ圏は金融システムの安定のため銀行に関する政策を一元化する「銀行同盟」の完成を目指している。銀行同盟の3本柱のうち「監督」は統合が終わり、「破綻処理」の強化が課題となっていた。ESM融資を可能にし、セーフティーネット(安全網)である「単一破綻処理メカニズム」の財務を厚くする。コロナ禍で銀行経営に逆風が吹く中、これまで反対していたイタリアが賛同し、合意に至った。
ユーロ圏各国は2021年1月にもESM設置を定めた協定改革案に署名する。各国議会で承認した後、22年の発効をめざす。ESMは欧州債務危機を受けて、12年に設立した。現在は5千億ユーロ(約63兆円)規模の融資能力がある。
EUは今後、銀行同盟の最後の柱である「預金保険制度」の一元化を目指す。ユーロ圏財務相会合のドナフー議長(アイルランド財務相)は声明で「合意は(一段の統合深化となる)銀行同盟の強化に向けた重要な足がかりになる」と主張した。
"合意" - Google ニュース
December 01, 2020 at 01:30AM
https://ift.tt/33wEcUe
ユーロ圏、救済基金改革で合意 - 日本経済新聞
"合意" - Google ニュース
https://ift.tt/2urNum4
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment