ＥＵ外相、イラン核合意再建を「楽観」 数週間で結果も - 時事通信ニュース

2021年02月23日09時02分

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）のボレル外交安全保障上級代表（外相）は２２日、ＥＵ外相理事会後に記者会見し、イラン核合意の立て直しについて「かなり楽観的だ」と強調した。米国も含め集中的な外交交渉を続けており、「今後数日か数週間で結果を出せると期待している」と語った。
　イランは２３日に国際原子力機関（ＩＡＥＡ）による抜き打ち査察を認める「追加議定書」の履行を停止。米国が先に制裁を解除しなければ核合意を順守しない構えを見せ、揺さぶりをかけている。
　ボレル氏はこれに「強い懸念」を示した一方、ＩＡＥＡがイラン側と今後最長３カ月の査察と監視継続で一致したことを評価。米国の核合意復帰に向け、「全員を席に着かせ、手続きを再スタートする可能性を与える」と述べた。

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