イエレン米財務長官は１８日、トランプ前政権が昨年１月に署名した中国との「第１段階」貿易合意に関し「中国が順守することを期待している」と米ＣＮＢＣテレビで述べた。
バイデン政権は知的財産権侵害などを問題視。中国に是正を促した。制裁関税も当面維持する姿勢を示した。
イエレン氏は「中国にはさまざまな不公正慣行がある」と指摘し、懸念を抱いているのは「われわれだけではない」と強調。日本など同盟国と連携して対処する考えを改めて示した。
昨年２月に発効した米中貿易合意は、知的財産権保護の強化や人民元安誘導の抑制などを盛り込んだ。
中国は米産品の巨額購入を約束したが、米シンクタンクの試算では昨年の購入額は目標の約６割にとどまった。（共同）
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