ドナルド・トランプ氏が表舞台を去れば、世界が米国の利害に共感すると考えていた人々は、過去2カ月間に厳しい現実を思い知らされた。その一例となった直近の出来事は、先週末の中国とイランの合意だ。米国の敵対勢力が、戦略的野望を推進するために連携した。
中国とイランは、両国の協力関係を大幅に強化する25年間の「戦略パートナーシップ」と題した協定に調印した。中国は、原子力、港湾、石油・ガス開発などさまざまな分野のイランのプロジェクトに、数億ドル規模の投資を行う予定だ。その見返りとして中国は、イラン産原油の安定供給を受ける。中国が一部の軍事技術をイランに提供するなど、両国は国防分野の協力も強化する。
2015年のイラン核合意を擁護する人々は今回の協定について、現状維持以上の追加的内容はないと指摘し、米国がイランに再接近する妨げにはならないとする。そんな見方を信じてはいけない。今回の協定は、米国を犠牲にして中東の安定を損なうことで、中国、イラン双方の戦略的利益を推進する重要な合意だ。
...からの記事と詳細 ( 【社説】中国・イラン枢軸の重要な合意 - Wall Street Journal )
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