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Tuesday, May 4, 2021

5Gの保護に有効な「ネットワークスライシング」「ゼロトラスト」とは? - TechTargetジャパン

 「5G」(第5世代移動通信システム)のプライベートネットワークをパブリックネットワークと通信可能にする場合、その境界でセキュリティを保護する必要性が生じる。例えばエンドユーザーが1つのクライアントデバイスで5Gのプライベートネットワークとパブリックネットワークを利用可能にすることを考える。このとき双方のネットワークで攻撃を受ける可能性が生じるため、いっそうの防御と対策が必要になる。

 5Gの機能として、エンドユーザーのクライアントデバイスと5G基地局が通信する際のデータ整合性保護(改ざんされないことの保証)機能がある。デバイスメーカーや無線アクセスネットワーク(RAN)ベンダーにとってこの保護機能は重要だ。

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 IoT(モノのインターネット)デバイスのデータを5Gでやりとりする動きも広がると考えられる。ただしIoTデバイスのセキュリティ対策の水準は一様ではなく、まだ決定していないIoT関連の規制もある。このような状況が、データのセキュリティリスクに関する問題を深刻にする。

 国際会計事務所・コンサルティング企業Deloitteが2020年に実施した調査によると、12カ月以内に5Gを導入する計画を持つ調査対象企業のうち「データセキュリティが課題」と答えたのは26.8%で、これは最も多い割合だった。調査時点で既に5Gを使用している企業についても、データセキュリティを課題と答えたのは20.2%で、上位3つに入る割合だった。

どう守るべきか

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