40代女性です。
両親は私が10代のときに離婚しました。型破りで定職に就かず、消費者金融での借金も発覚し、お金にルーズな父だったので、それは納得の結果でした。
私が社会に出てからは、何度かお金を無心され連絡も疎遠になりました。そんな父がついに生活保護を申請したようで、自宅に「扶養照会」が届きました。母は「もう他人だから」とひとこと。
子供のころ、父はよく一緒に遊んでくれました。時々作る父の料理はおいしく、またひょうきんな面もありました。一方で母の財布からお金をとったり、まだ小さい兄と私を残して度々いなくなってしまったり。もう帰って来ないのではと涙した長い夜を何度も過ごしました。
家庭を大事にしてくれなかった父を苦々しく思いつつ、父を好き、好きでいたいという気持ちも私にはあります。
私自身は結婚をし、2人の子どもに恵まれ、生活は楽ではないけれど、共働きで節約しながら毎日を過ごしています。父の面倒をみたいという気持ちはありますが、夫にそれは言い出すことはできません。我が家に父を支える余裕は、金銭的にも時間的にもないからです。
私は援助することはできないにチェックして書類を出しました。私は後悔するでしょうか。勝手ですが、許すと言ってもらえないでしょうか。
父親への愛憎併存を抱え、その上父親の生活保護の受給資格をめぐって扶養照会という踏み絵を強いられたあなた、後ろめたさや罪悪感を持ついわれなど、さらさらありません。
そもそも論から言えば、扶養…
この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。
残り:850文字/全文:1510文字
【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
からの記事と詳細 ( 疎遠の父から生活保護の書類 援助しない私は後悔する? - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/3ekC9bz
No comments:
Post a Comment