米航空会社の ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは、米 ボーイングと欧州の エアバスから合計270機を購入する。同社として過去最大級の旅客機発注となり、客室の積極的なアップグレードと共に機材の見直しを進め、機内で快適に過ごせるなら支出を惜しまない旅行者への訴求力を高める。
ユナイテッドはボーイング737MAXを200機、エアバスのA321neoを70機購入することで合意した。航空機分析を手掛けるシリウムの鑑定評価「アセンド」に基づくと、推計取引額は約150億ドル(約1兆6600億円)に上る。
ユナイテッド、ボーイングとエアバスから計200機超購入へ-関係者
ユナイテッドは今回の機材調達などで客室を見直し、航空業界の利益に占める割合が通常大きいプレミアムシートの顧客獲得で同業のデルタ航空やアメリカン航空グループとの競争に備える方針とみられる。
また、法人需要はまだ新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)前の水準の半分弱にとどまっているが、持ち直しが今後見込まれる中で、ユナイテッドは新規の旅客機を活用して規模が小さめのリージョナルジェットの使用を減らす見込みだ。
スコット・カービー最高経営責任者(CEO)は発表前に記者団に対し、「出張旅行は100%に戻るだろう」と指摘。毎週の動向を見て確信を強めていると述べた。ボーイングとエアバスから得られる今回の購入ディスカウントについては具体的な説明を控えた。
ユナイテッドがボーイングに今回発注した737MAXの内訳は「8」が50機、「10」が150機となっている。
カービーCEOはボーイングとエアバスへの既存の発注分と合わせて、今後5年で500機を超える新たな単通路機を導入できると指摘。来年は40機、2023年は138機、24年以降は最大350機に上るとした。
原題:United Goes All-In on Premium Flyers With 270 New Jets, Upgrade(抜粋)
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