ＩＡＥＡに核記録提供せず 「合意は失効」とイラン国会議長 - 時事通信ニュース

2021年06月27日20時11分

イランのガリバフ国会議長＝２０２０年５月、テヘラン（ＥＰＡ時事）

　【カイロ時事】イランのメディアによると、保守強硬派の有力者ガリバフ国会議長は２７日、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）との合意に基づき同国内の核施設で記録・保存している監視カメラのデータについて、ＩＡＥＡには提供しないと語った。ＩＡＥＡと結んだ最低限の核査察受け入れを定めた暫定合意も「失効した」と主張した。
　イランとＩＡＥＡは２月に査察を最小限に抑制する暫定合意を締結。５月に延長し、その期限が今月２４日だった。ＩＡＥＡは、イランに再延長の可否を照会したが「返答がない」と述べている。

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