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Thursday, June 10, 2021

移民にLRADシステムを使用するギリシャとEU間で見解の不一致が浮き彫りに - TRT 日本語

欧州委員会のイルヴァ・ヨハンソン移住・内務担当委員とギリシャのノティス・ミタラキス移住・亡命担当大臣はベルギーの首都ブリュッセルで行った会談後に記者会見を開いたが、これに関する質問を受けて両者間に見解の不一致があることが浮き彫りになった。

ヨハンソン委員は、音響大砲が会談で取り上げられたかどうかが質問されたことを受けて、

「今日はこのことを話し合わなかった。私の見解では、これは国境を保護するには奇妙な方法である」と述べた。

EUの国境保護も任務に含まれるヨハンソン委員に応えてミタラキス大臣は音響大砲を擁護した。

ミタラキス大臣は国際法に違反しない技術を使用することが可能であると明かし、

「これは誰かに脅威をもたらすことなくEU国境を保護できる」と話した。

ミタラキス大臣は、「ギリシャの警察と湾岸警備隊は国境やエーゲ海で特に過去2年間に人命の保護において優れた実績」を持っていると主張した。

ヨハンソン委員も再度発言し、「私からすると、これは国境を保護するには奇妙な方法である。これは欧州委員会によって確立されたものではない。これが基本的人権に沿ったものであることを願っている。この力を明確にする必要がある。我々は違反過程にはない」と答えた。

ギリシャ政権は最近、メリチ国境一帯に大量の移民が流入する可能性に備えて使用するためにポータブル長距離音響発生(LRAD)システムを配置した。

民事及び軍事分野で使用されるLRADシステムは人に使用された場合に方向感覚を失わせたり、耳を聞こえなくさせたり、耐えがたい苦痛をもたらし、結果が不確実な健康問題の原因になる可能性がある。

(2021年6月9日)

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