【モスクワ共同】ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは29日、ロシアの初めての実験棟「ナウカ」が国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功したと明らかにした。ナウカはISSのロシア側の区画で運用し、棟内外でさまざまな技術研究を行う。
ナウカはロシア語で「科学」を意味する。2000年代に開発が始まったが、財政難や技術的な問題により打ち上げが延期されてきた。10年以上を経てのISS連結には、国際競争が増す宇宙開発分野で国内外に存在感を示したい狙いがある。
老朽化が進むISSは24年に使用期限を迎える。
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