M1チップ搭載MacBook AirとMacBook Proの両方で、普通に使っているだけで画面にヒビが入ったとの報告が複数届けられています。
米9to5Macによれば、それら画面割れの一部はアップルが無償で修理・交換した場合があるものの、ほとんどは保証の対象にならず修理代が請求されたとのことです。
たとえば9to5Macの読者Ian Probert氏は、ある朝M1 MacBook Proを開けてみたところ画面にヒビが入っているのに気づいたそうです。そこでアップルに連絡したところ、修理の前払いとして570ポンド(約8万70000円)を強いられたと語っています。Probert氏は画面が傷つくことは何もしていないと言ったが、技術者がユーザーが壊したかどうかを判断することになり、そう診断された場合はお金が戻ってこないと回答されたとのとです。
この件については公式Appleサポートコミュニティと大手掲示板Redditの両方にスレッドが立っており、おおむねフタの開閉時に亀裂が発生したか、あるいは(いったん離れて)次にマシンを使おうとすると画面が割れていたと報告されています。以下、一部の抜粋です。
「私は6ヶ月前にMacBook Air M1を購入しましたが、はっきりした理由もなく画面が割れてしまいました。夜間コンピュータを机の上に置いたままにしておき、次の日に開けてみると、画面の右側に2つの小さなヒビが入っており機能が損なわれていました。アップルの正規代理店に問い合わせたところ、画面とキーボードの間に米粒ほどのものが挟まったようなヒビと見られるため、アップルの保証は適用されないと言われました。机の上にそんなものはなく、コンピュータはいつものようにきちんと閉じていて、一晩中動かさなかったのに、不条理です」
「4ヶ月前にM1のMacbook Airを購入しました。先週末、妻がNetflixで映画を見ていて、視野角を変えるために端を持ってディスプレイを調整しました。すると不規則なパターンの明るい線が走る左部分を除いて、画面がブラックアウトしました。地元のアップルストアにMBAを持って行ったところ、妻が原因で圧力による亀裂が生じたので、保証の対象にはならないと言われました。修理費用は725オーストラリアドル(約5万8000円)です。これは非常に手痛い経験です、画面の角度を変えても画面は割れないはずです」
これらの報告からは、2つの可能性がうかがえます。1つは、MacBookの画面に小さなゴミが付いたまま閉じてしまったということ。こうした事故はどんなノートPCでもあり得るリスクですが、通常では気づかないような小さな粒で発生しているのかもしれません。
2つ目は、閉じたり開いたり持ち運ぶときに画面がたわんでいること。あるユーザーは、Macのフレーム強度が弱すぎて、閉じたときのトルク(ねじる力)から画面を保護できていないのではないかと推測しています。
こうした故障は、後にアップルが製造上の不具合があったと認め、無償修理プログラムの対象になることもあります。が、いつまで待っても対象とならない可能性も十分にあるため、M1 Macのフタを閉める前には糸くずの出ない柔らかい布を湿らせて拭く、視野角を変える場合もなるべく画面側に指をかけずゆっくりと動かすなど、慎重に慎重を重ねた方がよさそうです。
Source:Apple Support Community,Reddit
via:9to5Mac
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