アフガン「安全区域」の提案に中国政府は慎重姿勢 - TBS News

　アフガニスタンから国外に退避しようとする人たちを保護するため、国連安全保障理事会に対し「安全区域」を設ける決議案の提出が検討されていることについて、中国政府は慎重な姿勢を示しました。

　フランスのマクロン大統領は地元メディアの取材の中で、アフガニスタンから退避しようとする人たちを保護するため、カブール市内に国連が管理する「安全区域」を設ける決議案を国連安保理に提出する考えを明らかにしました。

中国外務省 汪文斌報道官
　「（イスラム主義組織）タリバンがすでに安全区域の設置提案を拒否した報道にも留意している」

　中国外務省の汪文斌報道官は３０日の記者会見でこう述べたうえで、「国際社会がアフガニスタンの主権の独立と領土保全、人民の意志を尊重すべきだ」と慎重な姿勢を示しました。その上で、「国連安保理などが行動するなら、アフガニスタン情勢の安定的な移行に役立つものであるべきだ」と強調しました。

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