富山テレビ放送
昨シーズン、大雪により高速道路で発生した車の立ち往生。それを教訓に、乗車している人を保護する実践訓練が15日行われました。 *リポート「訓練は東海北陸道で、車およそ200台が立ち往生した想定で行われています。この想定は今年1月の大雪での立ち往生と、まさに同じ規模のものです」 ネクスコ中日本が行った実践の乗員保護訓練は今回が初めてで、国土交通省や陸上自衛隊、警察・消防などから合わせて113人が参加しました。 訓練では、職員が立ち往生している車に乗っている人に、健康状態や燃料の残量を確認したほか、水やクラッカー、携帯トイレなどの支援物資を提供しました。 また、訓練では、立ち往生した車の中に、近年、利用者が増える電気自動車も想定し、電気自動車を急速充電する「EV用急速充電車」も登場しました。 この「EV用急速充電車」は、5分間で電気自動車がおよそ40キロ走行する分の充電が可能です。 ネクスコ中日本での導入は今回が初めてとなり、来月下旬から金沢支社に1台配備されます。 *ネクスコ中日本金沢支社富山高速道路事務所 滝澤晶所長「救助においては、事前に車両や人員などの救助に必要なものを配置しておくことが重要。大規模な滞留が発生した場合は国や県、市町村などに協力してもらいながら、円滑に迅速に救助していきたい」
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