【茨城新聞】児童虐待、早期保護へ 児相と県警が合同訓練 茨城町 - 茨城新聞クロスアイ

家庭で虐待を受ける子どもの早期保護に向けた児童相談所と茨城県警の合同訓練が26日、茨城町上石崎の県警察学校で行われた。約60人が家屋に立ち入り、児童を保護するまでの流れを確認した。

訓練は、過去に女児を一時保護した家庭の近隣住民から「子どもの叫び声を聞いた」との通報を受け、立ち入り調査を行うとの想定で実施した。

児相職員と、児相から援助要請を受けた警察官が同行。玄関先で立ち入りを拒む母親役を説得し、「帰れ」などと罵声を浴びせる父親役を制止しながら、たんすの中に押し込められていた女児を見つけて保護した。裁判所の許可状を示し、強制的に屋内に踏み込む臨検の訓練も行った。

訓練はコロナ禍で中止となった昨年を除き、毎年実施されている。県青少年家庭課によると、2008年以降県内で臨検の事例はなく、立ち入りは05年以降に4件あった。

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