スペインのカタルニア・サーキットは、1991年からF1グランプリ開催を続けているが、2026年まで開催を継続することが発表された。
現在のカレンダーの中でも、長く開催が続いているカタルニアでのグランプリだが、このサーキットでの開催には地元自治体の関与が深く、財政的な不安要素もあり、ここ数年は長期的な開催の目処が立っていなかった。
しかし、地元当局とサーキット側は新たな合意に達し、その結果2026年までの開催で合意に達したという。また今回の契約延長にあたって、F1は会場をより近代的にする改修を行なう予定だと強調している。
F1の声明には以下のように記されている。
「プロモーターそして当局の方々の関与と支援に感謝したい。今後も我々の関係を発展させ続けていくことを楽しみにしている」
「新たな合意の一環として、2022年5月22日のレースに向け、サーキットの持続可能性の計画に向けたアップグレードと改善を含む、トラックと施設の改善が行なわれることになる」
またF1CEOのステファノ・ドメニカリは「カタルニア・サーキットとの合意をお知らせでき、嬉しく思う」とコメントし、更に次のように続けた。
「プロモーターそして当局の熱意と、トラックと施設を改善しF1をバルセロナで開催し、我々の歴史を共に継続していくことへのコミットメントに感謝したい」
「チームとドライバーは常にこのコースでのレースを楽しみにしており、バルセロナを訪れることを楽しみにしている。そしてスペインのファン達はフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)やカルロス・サインツJr.(フェラーリ)といった母国のヒーローを、今後も間近で観戦できることになる」
さらにカタルニア州のビジネス・労働大臣であり、サーキットの会長でもあるロジャー・トレントは、持続可能性の面が契約における重要な側面だったと語っている。
「我々はこの契約更新を歓迎する。契約にはカタルニア・サーキットをこの種の施設に対する持続可能性の世界的ベンチマークとしていくための、相互のコミットメント条項が含まれている
「サーキットがグリーントランスフォーメーションを先導する存在になること、気候の非常事態に求められる条件に適応していくことを望んでいる」
■MotoGPも2026年まで契約延長
カタルニア・サーキットではF1だけでなくMotoGPも開催されているが、こちらも2026年までの契約延長が発表された。ただイベリア半島における他のサーキットとの交互開催となるようだ。
新たな契約では、2023年から2026年までの間に、少なくとも2回MotoGPを招致することになるようだ。現在MotoGPはカタルニアの他に、ヘレス、アラゴン、バレンシアと全部で年間4回スペイン国内で開催されているが、交互開催によってこれが減少に向かうこととなるだろう。
MotoGPを運営するドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは契約延長に際し、次のようにコメントを寄せた。
「サーキット・デ・バルセロナ-カタロニアとの契約が5シーズン更新されたことは、間違いなくMotoGPにとって素晴らしいニュースだ」
「壮観なカタルニアのトラックは、ドルナの設立当初からMotoGPに関与しており、毎シーズンのカレンダーにおける重要な要素となってきた」
「このコラボレーションを2026年まで延長するという重要な合意は、プロモーターが我々のチャンピオンシップに示したコミットメントを、改めて証明するものだ」
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