イラン核合意の立て直しに向けて断続的に行われている、アメリカとイランの間接協議が、27日から再び始まり、双方の立場の違いが埋まらない中、仲介役のEU=ヨーロッパ連合は、交渉が妥結に向かうかどうかは今後数週間がカギとなるという認識を示しました。
核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議は、先月、5か月ぶりに再開しましたが、双方の立場の違いが埋まらず難航していて、中断をへて、27日からオーストリアの首都ウィーンでEUなどを介して再び始まりました。
これまでの協議では、イラン側が核合意から一方的に離脱したアメリカによる制裁の全面的な解除を求めているのに対し、アメリカは応じない構えで、高濃縮ウランの製造など核開発を強化するイランへの警戒を強めています。
27日の協議のあと、仲介役のEUのモラ事務次長は「すべての代表団にとって切迫した状況だ。期限は設けないが、話し合いが行われるのは数か月ではなく数週間だろう」と述べ、交渉が妥結に向かうかどうかは今後数週間がカギとなるという認識を示しました。
今回の協議は年をまたいで行われる予定で、核合意の行方を左右する重要な局面となりそうです。
からの記事と詳細 ( イラン核合意 米との間接協議 仲介役のEU”今後数週間がカギ” - NHK NEWS WEB )
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