
岸田総理大臣は各国の政府関係者や有識者らが核軍縮について議論するオンライン会議に出席し、来月開かれるNPT=核拡散防止条約の再検討会議で実質的な前進となる何らかの合意文書を採択できるよう各国の首脳に働きかけていく考えを強調しました。
岸田総理大臣は来月開かれるNPTの再検討会議を前に、各国の政府関係者や有識者らが核軍縮について話し合うオンライン会議に出席しました。
この中で岸田総理大臣は「わが国の周辺では核戦力を不透明な形で増強する動きも見られ、核兵器を運搬するミサイル技術の高度化も進んでいる。北朝鮮による核・ミサイル活動は日本のみならず国際社会の平和と安全を脅かしている」と述べました。
そのうえで「この状況を打破するための一歩をNPTの会議で記さなければならない。唯一の戦争被爆国として核兵器国を関与させつつ立場の異なる国々の間の関係を『分断から協調』へと導いていかなければならない」と述べ、再検討会議で実質的な前進となる何らかの合意文書を採択できるよう各国の首脳に働きかけていく考えを強調しました。
そして岸田総理大臣は「すべての核兵器国に核戦力のさらなる情報開示を求めていく。核兵器廃絶というわれわれがともに目指す『出口』に向けて今こそ大きな一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
からの記事と詳細 ( 岸田首相 “NPT再検討会議で合意文書採択へ各国に働きかけ” - NHK NEWS WEB )
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