貧困やいじめなど困難な状況にある子どもに、居場所を無料で提供しているNPOの活動報告会が大津市で開かれ、SNSを活用した子どもたちへの支援の事例が報告されました。
活動報告会を開いたのは大津市で貧困やいじめ、虐待などで家庭や学校に居場所のない子どもや若者を支援しているNPO法人「こどもソーシャルワークセンター」です。
このNPOでは、2年前から家出やひきこもりの経験がある若者に相談員になってもらい、深夜にSNSに投稿する子どもにダイレクトメッセージなどで連絡を取りあい、必要があればセンターで一時的に保護するなどの支援を行っています。
26日の報告会では、家出をしてから2週間、公園の遊具の中で寝泊まりしていた10代の男の子がSNSに「助けてほしい」と投稿していたことから相談員が連絡を取り、センターに宿泊させたあと、児童相談所などと連携して支援につなげたケースなどが報告されました。
また、相談員として活動した家出の経験がある10代の女性は「同じ悩みを抱えた女性にアドバイスする中で、過去の自分を客観的に見ることができるようになり、以前より『生きづらさ』は減ったと思う」と話していました。
NPOの幸重忠孝理事長は「悩んでいる子どもたちの居場所作りのために今後も活動を継続し、発展させていきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 大津市で居場所がない子どもを支援するNPOの活動報告会|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
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