川崎市川崎区殿町と東京・羽田空港周辺を結ぶ「多摩川スカイブリッジ」が開通した12日、川崎側の橋のたもとの交差点には、午後3時の供用開始前から、市民らが殺到した。開通を告げる信号が点灯されると、拍手がわき上がった。(中山洋子)
午前中に同区内であった式典には招待客ら約三十人が出席。福田紀彦市長や黒岩祐治神奈川県知事らが、川崎側の橋上でテープカットや車による渡り初めを行い、開通を祝った。
福田市長は報道陣に「世界最先端の研究機関が集積するキングスカイフロントと羽田がつながる意義は大きい。日本をリードする産業エリアになる」と期待。橋の真下にある干潟の保全に配慮した工法についても「国際空港の目の前に、生態系を保護する空間があること自体が貴重。環境に正しいつくり方ができた」と自負をのぞかせた。
公募で名称が選ばれた子どもたちも招かれ、開通前に見学した。川崎区の中学二年井出萌花(もえか)さん(14)は「橋の構造を聞いて、空がよく見える橋だろうなと思った。(実際も)よく見えました」。同区の小学五年小田島恋春(こはる)さん(11)は「飛行機をすごく近くで見ることができた。また来たい」と話した。
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