身延町特産の「あけぼの大豆」が、各地の特産品を国が地域ブランドとして保護する「GI=「地理的表示」に新たに登録されました。
県内の農林水産物がGIに登録されたのは初めてです。
GI=「地理的表示」の保護制度は、高い品質を保っていたり評価を得ていたりする農林水産物や食品などの特産品を、農林水産省が地域ブランドとして登録し保護するもので31日、身延町の特産品として知られる「あけぼの大豆」が、新たに登録されました。
「あけぼの大豆」は、身延町の曙地区を中心に100年以上栽培されてきたとされる、粒の大きさと甘みの強さが特徴の大豆です。
また標高が300メートルから700メートルの場所など、限られた条件の中でしか種子が育たないことなどから生産量が限られ、地元中心にしか出回らないことから、「幻の大豆」とも呼ばれています。
県によりますと、県内ではこれまでワインと日本酒が「GI」に指定されていますが、県内の農林水産物の登録は初めてです。
身延町では、「あけぼの大豆」の品質の向上をはかろうと、町や地元の商工会などが6年前に協議会を設立しました。
協議会では、定期的に具体的な栽培方法を生産者に教える講習会を開いてきたほか、多くの人に知ってもらおうと、甲府市などで即売会も行ってきました。
その結果、今年度の大豆の栽培面積は30ヘクタール余りと、5年前と比べて1.5倍ほどに増えたほか、生産者も100人近く増えたということです。
そして、協議会では、さらにブランド化を進めようと4年前に、GI登録に向けた国への申請を行っていました。
「あけぼの大豆」がGIに登録されたことを受けて、身延町あけぼの大豆振興協議会の望月悟良会長は「国から認めてもらったことは多くの生産者の励みになる。伝統ある『あけぼの大豆』をしっかりと守りながら、今後も広めていきたいです」と話していました。
からの記事と詳細 ( 身延町特産「あけぼの大豆」国の地域ブランド保護制度に新登録|NHK 山梨県のニュース - nhk.or.jp )
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