- ハマス情報筋は安全保障回廊の攻撃阻止効力に疑問を投げかける
ハゼム・バルーシャ
ガザシティ: イスラエルは主要道路を対戦車ミサイルから守るためにコンクリート壁の建設を開始した。
同国の防衛省は1月5日に、ガザ地区に隣接する4.6キロの壁の建設は、イスラエルの各町を攻撃から守る目的のためであると発表した。
同省は、緊急時に住民が攻撃を恐れずに移動できることを目的とする、ガザ地区の安全保障回廊プロジェクトの作業が始まったと付け加えた。
イスラエルは以前、2019年にパレスチナ各派が誘導装置付きのコルネットミサイルを用いてイスラエル軍の車両を標的にした作戦を実行したのを受けて、ガザ地区北部の防護フェンスの無防備な地域に沿ってコンクリート壁を建設した。
このコンクリート壁は約1億シェケル(2,780万ドル)の費用をかけてスマート・テクノロジーが組み込まれ、パレスチナ戦闘員から列車を保護するために線路に沿って建設された。
パレスチナ戦闘員はイスラエル支配下の地域への侵入にトンネルも用いてきており、50日以上続いた2014年の戦闘が最も顕著なものだった。
対戦車ミサイルは、これまで数回にわたる戦闘激化時にもイスラエル側の車両を狙って発射されてきている。
2016年6月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ政権は、パレスチナ戦闘員が展開した攻撃用のトンネル網を撃退するために、ガザ地区の境界に沿って新たな防衛線を築いた。
イスラエルがガザ地区との境界に沿って防御用の保安システムを建設したのは3度目だった。
2017年の地下壁の建設には1,200人の作業員と12億ドルの費用が必要だった。
今回の地上のコンクリート壁には数十の管制塔と数百台のカメラや監視・警報装置が含まれる。
壁は海中にも数キロに渡って張り出していて、監視は制御室、および攻撃・侵入作戦行動をシミュレートした運用によって行われる。
身元を明かすことを拒むハマスの軍事部門に近い情報筋は、イスラエルの分離壁への多大な出費によって赤字が出ている、とアラブニュースに語った。
彼はこう語った。「敵が恐れていることは起こるだろう。パレスチナ人抵抗勢力はこれまで何度もそれを行うことができたのだが、それは抵抗勢力が意識的に入念な調査により決定している戦略であり目的なのだ。」
「ガザの抵抗勢力はいつでも実行可能であり、質的に予期していなかった作戦で敵を不意打ちできる実行力を持っている。」
「このコンクリート壁は、抵抗勢力がイスラエルの侵略や犯罪行為に立ち向かう障害にはならない。」
イスラエルはここ数年のガザ地区への軍事作戦で空爆に依存してきたが、2014年以来、陸路でこの地域に侵入していない。
ハマスがガザ地区を2007年中頃に掌握してから、この地区で4回の戦闘があり、数回の緊張の激化があった。
ハマスに近い政治記者のアイマン・アルラファティ氏は、イスラエルは壁の建設によって市民を安心させたがっている、と述べた。
「パレスチナ人抵抗勢力はイスラエルの動きを追跡しており、占領側が築いた障壁を克服する方法を研究している」と、アルラファティはアラブニュースに語った。
「抵抗勢力は新たな目標を探しており、この壁はいかなる軍事衝突の進行にも影響しないだろう。
「占領側は自分たちの社会に影響を及ぼしかねない損失の規模を縮小したがっている。」
からの記事と詳細 ( イスラエル、ガザ地区周辺の主要道路保護のため、コンクリート壁 ... - ARAB NEWS )
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