徳島県内でアカウミガメの保護に取り組んでもらおうと、ウミガメの上陸や産卵を調査するボランティアの講習会が開かれました。
10日、徳島市内で開かれた講習会には、希望したボランティアなど10人あまりが参加しました。
全国でウミガメの保全活動に取り組む大阪のNPOの担当者から、昨年度、全国では上陸と産卵の回数が前の年と比べて増えた一方、徳島県ではほぼ横ばいだったことが報告されました。
また、徳島県では10年ほど前まで100回前後の上陸が報告されていましたが、ここ数年は20回ほどで推移し、減少傾向が続いているということです。
続いて、ウミガメを保護するための調査の方法について説明があり、個体を識別するためのタグがカメのひれに装着されているか確認することなどが周知されていました。
参加した徳島市内の30代の女性は「調査に取り組む中で、自分たちが住んでいる環境をちゃんと知りたい」と話していました。
NPO「日本ウミガメ協議会」の松沢慶将会長は「身近な自然が失われていることに気付き、何が問題なのかを考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
アカウミガメの上陸や産卵の調査は、8月まで県南部の海岸を中心に行われます。
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