和歌山市の5世紀末の古墳、「大谷古墳」から出土した馬の頭部を保護する鉄製のかぶとなど、国の重要文化財に指定されている騎馬の装備品を展示した企画展が和歌山市で開かれています。
この企画展は、和歌山市立博物館で開かれ、和歌山市の紀の川北部にある5世紀終わりごろの前方後円墳、大谷古墳から出土し、国の重要文化財に指定されている騎馬の装備品6点が展示されています。
このうち、鉄製の馬のかぶとは、円筒形につなぎあわせた面覆部に、張り出して頭部を保護する廂や頬を守る頬当からなります。
朝鮮半島や中国大陸の壁画で武装する馬の姿は確認されていましたが、昭和33年に、アジアで初めて実物が大谷古墳で見つかり、大きな話題になりました。
このほか唐草文様を施した馬の飾り金具やくつわなどの馬具が展示され、古墳時代の日本の騎馬文化をうかがい知ることができます。
和歌山市立博物館の冨永里菜学芸員は「日本でこの馬冑が見つかっているのが3例しかないので是非この機会に見に来て欲しい」と話しています。
この企画展は休館日を除いて来月(9月)3日まで開かれています。
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