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Wednesday, November 8, 2023

「猫かわいそうだから…だけでは苦しめる」多頭飼育崩壊防ぎたい 保護 ... - 岐阜新聞

保護猫活動を紹介するパネル展を開いている宮腰裕子さん(右)=土岐市役所

 岐阜県東濃西部3市を中心に飼い主のいない猫を保護する活動に取り組む可児市の宮腰裕子さん(45)が14日まで、土岐市役所で「保護猫たちのパネル展~光と闇 小さな命をつなぐ~」を開いている。数が増え過ぎて世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」の現場を写真で紹介。猫が殺処分されないよう、不妊・去勢手術を施して元の場所へ戻す「TNR活動」を周知している。

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 土岐市泉町でペットホテルを営む宮腰さん。同所に保健所などから引き取った猫のシェルターを設け、譲渡先を探す活動を10年余り続けている。市が市議会9月定例会で猫の不妊・去勢手術の助成制度を検討する方針を示したこともあり、市民に猫と共生できるまちづくりを考えてもらおうと初めて展示を企画した。

 飼い主の死亡により発覚した現場には約20匹の猫が残されていたといい、会場ではやせた猫や、日用品、ふんが散乱した家の中を紹介。パネルでは「最初は1、2匹を家に迎え入れたことから始まる。適齢期に手術をしないと、1年後には何十匹という数に膨れ上がる」と警鐘を鳴らし、早めに手術を施すことで費用も抑えられると強調した。

 シェルターで新しい飼い主を待つ猫や、譲渡先の家庭で穏やかに暮らす姿の写真も並ぶ。宮腰さんは「餌をやるなら、必ず手術を施してほしい。かわいいから、かわいそうだからという思いだけでは猫を苦しめることになることに気付いてもらえたら」と話した。

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