アメリカのポップカルチャーが、1つの大きな節目を迎えようとしている。というのも、ミッキーマウスの著作権が来年ついに切れ、パブリックドメインになるからだ。
ミッキーマウスが初めて登場したのは、1928年公開の『蒸気船ウィリー』。それから95年が経ち、いよいよ著作権保護期間を終えようとしている。
じつは、アメリカで著作権法が成立した当初は保護期間は14年とされていたが、その後95年に延長された。これはミッキーマウスを保護するためだといわれており、著作権の保護期間を延長する法律が制定されたときは「ミッキーマウス延命法」と揶揄されることもあった。
なお、ミッキーマウスの著作権が切れるからといって、誰でも自由にミッキーを使えるようになるわけではない。パブリックドメインになるのはあくまで『蒸気船ウィリー』のミッキーマウスであり、そのあとに登場する別バージョンのミッキーマウスは引き続き著作権保護の対象となる。
また、商標についても注意が必要で、ミッキーマウスという名前自体はディズニーによって商標登録されている。そのため、例えばパブリックドメインとなったミッキーマウスを使って「これはディズニーの作品です」とするなど、消費者に誤解を与えるような使い方はできない。
以上のように何かと制約は多いが、それでもあのミッキーマウスの著作権が切れる瞬間に立ち会えるのは貴重な経験かもしれない。
一方で、初代ミッキーマウスはどのような気持ちで新年を迎えるのだろうか——。
Top image: © LMPC via Getty Images
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