地域の農林水産物や食品のブランドを守る「地理的表示(GI)保護制度」。11月30日付で、静岡県の清酒がGI制度に指定されました。今年に入り、「深蒸し菊川茶」も指定されましたが、制度の認知度は広がっていません。GI保護制度について、県内を中心にまとめました。
静岡県の清酒GI指定 静岡酵母と県内の水が基準 ブランド力向上に弾み
国税庁は29日、静岡県の清酒を地理的表示(GI)制度に指定すると発表した。指定は30日付。酒類では県内初のGI指定で、都道府県単位では9件目となる。
静岡県の清酒GI指定の経緯は?
国税庁は、静岡県の清酒を地理的表示(GI)制度の対象に指定する方針を決めた。一般からのパブリックコメント(意見公募)の手続きを経て、11月下旬の正式決定を見込む。GI「静岡」の名称で地域ブランドを保護し、付加価値や消費者の信頼性の向上、輸出拡大に向けた産地の取り組みを後押しする。指定されれば、酒類では県内初のGIとなる。9月20日までの同庁などへの取材で分かった。
広がる日本酒産地名でブランド化 GI認知度に課題も
日本酒の地域資源を守る地理的表示(GI)保護制度の指定が近年急増している。産地名を冠する基準を設けてブランド力を高める取り組みの一環で、国内消費が頭打ちになる中、海外に販路を拡大したいという酒造業界と制度を所管する国税庁の思いが実を結んだ形だ。だが認知度はいまひとつで基準策定に難航することもあり、産地と結び付いた魅力発信につながるかどうかは未知数だ。
静岡県内のGI初登録は「三島馬鈴薯」 2016年10月
農林水産省は(2016年10月)12日午前、地域の産品の名称を知的財産として保護する「地理的表示(GI)保護制度」に三島市と函南町で生産される三島馬鈴薯(ばれいしょ)を登録したと発表した。同制度への県内産品の登録は初。
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