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Monday, January 22, 2024

AppleがiOS 17.3をリリース、盗難デバイスの保護・Apple Musicの共同プレイリスト編集・ホテルでのAirPlayサポート ... - GIGAZINE(ギガジン)


AppleがiPhone向けに「iOS 17.3」、iPad向けに「iPadOS 17.3」を2024年1月23日にリリースしました。iOS 17.3には、普段と違う場所で機密性の高い情報にアクセスする際は必ず生体認証を要求する新しい保護機能「盗難デバイスの保護」などが追加されています。

iOS 17 のアップデートについて - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/HT213781


iPadOS 17 のアップデートについて - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/HT213780

About the security content of iOS 17.3 and iPadOS 17.3 - Apple Support
https://support.apple.com/en-us/HT214059

iOS 17.3 is out, adding Stolen Device Protection for your iPhone - The Verge
https://www.theverge.com/2024/1/22/24047063/iphone-ios-17-3-update-stolen-device-protection

「盗難デバイスの保護」は保存済みのパスワードやクレジットカードなど機密性の高い情報へのアクセスを保護する機能です。この機能を有効にすると、自宅や職場などよく知っている場所以外で機密性の高い情報へアクセスしようとした際、Face IDまたはTouch IDによる生体認証が要求されます。

保護される情報は以下の通り。
・キーチェーンに保存されているパスワードやパスキーを使う
・Safariに保存されている支払い方法を使う(自動入力)
・紛失モードを解除する
・すべてのコンテンツと設定を消去する
・新しいApple Cardを申し込む
・Apple Cardの仮想カード番号を表示する
・ウォレットで特定のApple CashとSavingsのアクションを実行する(例:Apple CashまたはSavingsでの送金)
・iPhoneを使って新しいデバイスを設定する(例:クイックスタート)

これにより、たとえロック画面を解除できる人に端末を盗まれた場合でも、致命的な情報流出を避けることができるとされています。


さらに「盗難デバイスの保護」では、Apple IDのパスワードの変更といった一部のアクションに対し遅延が課せられていて、最初のアクションでは成功せず、さらに1時間待ってからもう一度試して初めてアクションが実行されるという徹底した保護が行われています。仮に端末を盗まれた場合でも、この遅延の間に持ち主が端末を「紛失」としてマークすることができ、情報へのアクセスを防ぐことができます。

具体的なアクションは以下の通りです。
・Apple IDのパスワードを変更する
・Apple IDからサインアウトする
・Apple IDアカウントのセキュリティ設定(信頼できるデバイス、復旧キー、復旧用連絡先など)を更新する
・Face IDまたはTouch IDを追加または削除する
・iPhoneのパスコードを変更する
・すべての設定をリセットする
・「探す」をオフにする
・「盗難デバイスの保護」をオフにする

iOS 17.3では、「盗難デバイスの保護」のほか、Apple Musicアプリで友達がプレイリストに参加したり投稿したりできるようにする「コラボレーションプレイリスト」機能、一部のホテルのテレビにコンテンツをストリーミングする機能、黒人歴史月間を記念した新しい壁紙などが追加され、衝突事故検出の最適化も行われました。

なお、iPadOS 17.3には「盗難デバイスの保護」と「衝突事故検出の最適化」は追加されていませんが、それ以外はiOS 17.3と同じ内容がアップデートで追加されています。

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