主要産油国が減産で合意した。新型コロナウイルスの感染拡大で需要が激減する中で、原油相場を押し上げようと各国が歩み寄った。
石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非ＯＰＥＣ主要産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」は９日のテレビ会議で、日量1000万バレルの減産を骨子とする合意に達したと、複数の代表が明らかにした。ロシアが大幅な減産に同意したことが大きいと、代表は指摘した。
北海ブレント原油価格はロンドン時間午後４時13分時点で1.6％高の１バレル＝33.37ドルと、上げを縮小した。議論に上っている減産規模は失われた需要のごく一部にすぎないとの懸念が背景にある。トレーダーの一部は喪失した需要を最大で日量3500万バレルと見積もっている。
この暫定合意が、米国も減産を約束することを条件としているかどうかは不明だ。トランプ米大統領にとって、10日の20カ国・地域（Ｇ20）フォーラムがＯＰＥＣプラスの合意への対応を示す場になる。トランプ大統領はこれまで、原油安でシェール企業が苦境に陥っているため米国の石油生産量は「自然に」減ると述べているが、ロシアは米国にそれ以上の減産努力を求めている。
原題：
OPEC+ Agrees on Deep Oil-Output Cuts to Fight Market Slump（抜粋）
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April 09, 2020 at 10:37AM
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ＯＰＥＣプラス、日量1000万バレル減産で暫定合意－原油安対応で - ブルームバーグ
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