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感染拡大に児童養護施設の懸念
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、親から虐待を受けた子どもたちが生活する児童養護施設は、感染者が出た場合、子どもたちを保護する場所がなくなってしまう事態を懸念しています。
埼玉県深谷市の児童養護施設「さんあい」。虐待などを理由に、親元で暮らすことができない子どもたち36人が一つ屋根の下で生活しています。
「SNS等で子ども用マスクの支援を呼びかけたところ、何名かの方がマスクを贈ってくださった」(児童養護施設「さんあい」高瀬一使徒 施設長)
およそ1か月前の全国一斉休校以来、子どもたちは施設で過ごす時間が長くなっていて、ストレスがたまっているといいます。
「(修了式が終わり)外に遊びに行きたいという要望が多い時期。それを簡単にいいよ、いいよとは言えない。高校生のストレスは明らかに上がっちゃってるなというのは感じていますけど」(児童養護施設「さんあい」高瀬一使徒 施設長)
「早く(学校が)始まってほしい。学校行った方が楽しい。友達と話したい」(入所している子ども)
施設長は今、仮に施設から感染者が出た場合の対応を懸念しています。
「(仮に感染者が出たら)まさにそこを思うと、ちょっと眠れなくなっちゃうんですけど、(子どもたちの)行く場がないですし」(児童養護施設「さんあい」高瀬一使徒 施設長)
親からの保護を受けることができない、虐待の被害者の子どもたちは、他の子どもと違い、逃げる場所がないのです。
「どこかで空いている旅館とか、そういう所に全部移動して、子どもを全員隔離するとか、ある特定の隔離をしないかぎり、行き場はないですからね」(児童養護施設「さんあい」高瀬一使徒 施設長)
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April 04, 2020 at 02:49AM
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感染拡大に児童養護施設の懸念 4日 15時15分 - TBS News
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