有志連合軍は、ハサカ県シャダディ区にある病院に、新型コロナウイルス(COVID-19)流行に対して使用するための120万ドル(約1億3228万円)相当の医療物資を送ったと伝えた。
有志連合軍から出された声明で、
「提供された医療物資は、ハサカ県シャダディ区にある病院に勤める職員、シリア民主軍、同地の病院に勤める警備員を保護するのに役立つだろう」と述べられた。
声明で、支援物資の中身は手袋、マスク、手術用品、酸素濃度計などの保護具であると述べられた。
病院にいるテロ組織のメンバーには保護マスク、防護服、警棒が提供されたことが伝えられた。
有志連合軍の民間業務担当のブライアン・ヘンダーソン副理事は声明の中でその発言が紹介され、同理事が、
「我々の(YPG/PKKとの)継続的な関係は、このパンデミックをものともしておらず、シリア北東部で安定と安全を確保するというシリア民主軍の使命にとって不可欠である」と述べたことが注意を引いた。
声明で、アメリカのマイク・ポンぺオ国務長官が3月27日にシリアで新型コロナウイルスに対し1680万ドル(約18億5194万円)相当の支援を行うと伝えたことも振り返られた。
アメリカ国防総省も、国防予算の中から、テロ組織YPG/PKKの管理下にある地域に武器や機器を送っている。
(2020年4月4日)
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April 04, 2020 at 08:40AM
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