川崎市は1日、保護者が新型コロナウイルスに感染し、子どもの養育が困難な家庭を対象に、児童相談所が子どもを一時保護する、と発表した。聖マリアンナ医科大学病院(同市宮前区)が感染の有無を検査した上で、保護者が退院するまで適切な場で預かる。
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市によると、病院と連携して子どもを一時保護するのは県内で初めて。
対象は、保護者が新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)して入院し、面倒を見てくれる人が周囲にいない子ども。区と児童相談所が各家庭の状況を基に、保護するかどうかを判断する。
保護する場合は同病院がPCR検査を実施し、陽性ならば、そのまま入院。陰性ならば、病院とは別の保護施設などで預かる。同病院は疑似症例のための病床10床を活用する。
親が感染した場合の子どもの対応が全国で課題となる中、同病院が児童相談所などに協力を持ち掛け、実現した。市児童家庭支援・虐待対策室は「児童相談所も病院にとても感謝している」と話している。
神奈川新聞社
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