新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としてロックダウン(都市封鎖)や外出自粛要請の動きが広がり、在宅勤務を継続する企業もあるだろう。Web会議ツールは在宅勤務において従業員とのつながりや生産性を維持する上で重要な役割を果たす。
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新型コロナウイルス感染症とWeb会議ツール
Web会議ツールの活用
多くの人が利用するものはサイバー攻撃の標的にもなりやすい。ソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用したリモートでのマルウェア実行、Webカメラの遠隔操作による盗撮、サーバなどのリソースに負荷をかけてサービス停止を狙うDoS(サービス拒否)攻撃のような外部からの脅威への対策は不可欠だ。
以下で紹介するWeb会議のセキュリティ対策を実施して、企業と従業員のプライバシーやセキュリティを保護するとよい。これらは一般的な推奨事項であり、詳細な対策はWeb会議ツールごとに異なる。以下で取り上げる対策が全てのWeb会議ツールに適用できるとは限らないが、可能なら実践すべきだ。
- 会議の開始タイミングを制御する
- 同じミーティングIDを使い回さない(会員限定)
- パスワードを設定する(会員限定)
- ミーティングルームに鍵をかける(会員限定)
- 会議の録画を参加者に通知する(会員限定)
- バーチャル背景を利用する(会員限定)
- チャット機能に注意する(会員限定)
- Web会議ツールのアップデートを怠らない(会員限定)
1.会議の開始タイミングを制御する
Web会議ツールによっては、ホスト(主催者)が会議室に入る前から参加者が会議を開始できるようにする設定がある。この設定をオンにしていると、物理的な会議室と同じように参加者が三々五々会議室に入ってきて、ホストが来る前に会話を始めることができる。この設定をオフにして、ホストが正式に会議を開始するまで始められないようにすることで、不正な参加者が入ってくるのを防ぐことが可能だ。
2.同じミーティングIDを使い回さない
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