ソウル市城北区のある保育園に勤めるA教師(29)は5月18日以降、退勤してから翌日の出勤時間までに立ち寄った場所を毎日園長に報告している。園長が地域の保育園会議に出席した後、「父兄を安心させるため、教師たちが退勤後に立ち寄った場所を保育園側で把握することにした」とし「私も公開するので3人の教師の皆さんもグループチャットに毎朝動線を書き込んでほしい」と公知した。その後、園長は毎朝出勤の30分前に、グループチャットで自分の動線を公開している。園長が掲載した動線はほとんどが自宅と保育園の往復で、週末に1回自宅前にあるスーパーを訪れたことだけが記載されている。Aさんは「退勤後は自宅前にあるカフェで本を読んだり、友人と飲み屋でおしゃべりしたりしながらストレスを発散していたが、毎日動線を公開しなければならないため、これもできなくなった」とし「園長先生が他の所に行かないため、私も全ての約束をキャンセルし、半ば強制的に『自宅に閉じこもっている』」と肩を落とした。 コロナウイルス感染者数は一時、減少する傾向にあったものの、最近になって相次いで地域感染事例が増えたことで、職員の退社から出勤までの動線を公開するよう呼び掛ける企業と機関が増えている。特に5月中旬、ソウルのクラブを訪れた感染者が会社の同僚の間で2次感染を引き起こしたケースが相次いで確認されたことで、職員らを対象にやや踏み込んだ動線統制を行う動きも見受けられる。 子どもや高齢者を保護する教師や保護士、顧客の家庭を訪問する電気技師らを雇っている機関や事業体などでは、多少避けられない面もある。しかし「職員のプライバシーへの過度な干渉」といった反発や、虚偽の動線を報告しても知るすべがないため、実効性に欠けると指摘する声も上がっている。
全国17カ所でプール施設を運営しているある企業は、全支店の職員らに退勤後に立ち寄った場所を支店長に報告するよう指示した。京畿道高陽支店のプール施設も、先月初めから職員12人を対象に、退勤後に立ち寄った場所を毎朝出勤とともに報告させている。集団感染を恐れた保護者たちが子どもをプールに通わせようとしないため、苦肉策として打ち出した措置だ。オーナーは、ソーシャルメディアを通じて「毎日全職員が動線を会社に報告し、検査を受けている」と宣伝している。同プール施設のオーナーは「会員の父兄に電話して職員の動線を毎日チェックすることを義務付けていると案内しているが、やはり安心してくれる」と話す。 一方で、「こうした処置はいくらなんでもやり過ぎ」と反発し、会社側に偽の動線を報告する社員も多い。仁川市でコンピューター修理技師として勤務しているチョンさん(30)は5月12日、毎日退社以降、夜どこに行ってきたのか会社側に報告するよう指示された。顧客の家庭訪問が中心となる職業柄、顧客に感染させてしまうのを未然に防ぐためだ。チョンさんはこうした指示を受け、チーム長に面談を要請し「監視されているようで気分が悪い。人出の多いクラブに行くことになったら事前に報告する」と事情を話したものの、拒否されたという。結局チョンさんは、人口密集地域を除く、全ての訪問場所を偽って報告した。チョンさんは「重要なのは、退勤後もマスクを着用していたかどうか、2メートル以上の距離を保っていたかどうかということ」とし「その他の情報をどうして会社にいちいち知らせなければならないのか分からない」と話す。
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June 07, 2020 at 01:11PM
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コロナ予防を理由に従業員に動線を報告させる韓国企業(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
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