首都テヘランで開催された閣議後にロウハーニー大統領は核合意の5年目にちなんで発言した。
P4+1各国に「核合意ではイランの利益または地域諸国との関係だけが重要なのではない」ことを思い出させたロウハーニー大統領は、
「P4+1諸国が慎重に行動せず、アメリカに影響されれば、真の被害を受けるのは国際法や国際決議である。この状況は皆に被害を与える」と述べた。
今後数週間に核合意の利得となるイランへの武器禁輸の解除といった試金石があると述べたロウハーニー大統領は次のように述べた。
「アメリカの現在の政府は何の基準にもならない。なぜなら、アメリカは最近水、環境、健康（面における国際機関）や国連教育科学文化機関（ユネスコ、UNESCO）から脱退しているからである。アメリカの親友たち及び国民の大部分はこの措置がアメリカにとっても親友たちにとっても害となることを認めている」
ロウハーニー大統領はイランで増加している新型コロナウイルス（Covid-19）感染症に関しても見解を述べた。
保健省の報告によると多数の州で段階的にピークを越えたと説明したロウハーニー大統領は次のように語った。
「6月14日から感染症の第2波を目撃した。今回ウイルスは中心地域ではなく南部や国境地域で猛威を振るった。新型コロナウイルスの第2波は第1波よりもさらに激しかった。残念ながら国民はこの過程で感染症を乗り越えたと考えた」
各州の州庁には感染症に対して必要な対策を講じる権限が与えられていることを繰り返し述べたロウハーニー大統領は、
「第1波で国民は呼びかけに応じて助けてくれた。今回も助けと協力が必要である。第1波では2か月間苦しかったがその後和らいだ。今回も1か月間厳しい状況が続いている」と話した。
（2020年7月15日）
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July 15, 2020 at 05:48PM
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ロウハーニー・イラン大統領、核合意5年目にちなんで発言、新型コロナにも言及 - TRT 日本語
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