【ベルリン=近藤晶】欧州連合(EU)は二十八日の非公式外相理事会で、ベラルーシ大統領選を巡る不正疑惑に関連し、近く高官らを対象に制裁を科すことで合意した。制裁はEU域内の資産凍結や渡航制限になるとみられ、正式な手続きを経て公表される見通し。
EUのボレル外交安全保障上級代表は会合後の記者会見で「制裁対象リストは二十人程度にまで増えた。事態の進展によって責任を負う者の範囲も拡大するだろう」と述べた。対象にルカシェンコ氏が含まれるかについては明言を避けた。
ボレル氏は、選挙結果の改ざんや抗議活動の弾圧を改めて非難。欧州安保協力機構(OSCE)の仲介のもと、政権側に野党勢力との対話に応じるよう求めた。また「ベラルーシは第二のウクライナであってはならない」と述べ、ロシアの介入を強くけん制した。
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August 29, 2020
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ベラルーシへの制裁でEU合意 高官ら対象 - 中日新聞
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