バイデン米政権は、2015年のイラン核合意の順守に立ち返るために踏むべき段階に関して両国の立場はなお大きく隔たっているとし、核合意の立て直しを目指す当事国の交渉は60%から70%完了しているとしたイランのロウハニ大統領のコメントを否定した。
米国の核合意復帰とイランの核開発活動を合意の範囲内に戻すことを目指した交渉は20日、ウィーンで直近のラウンドを終えた。同ラウンドで米国とイランは直接交渉せず、欧州連合(EU)やロシア、中国が仲介する形で間接的に協議に参加した。ラウンド終了後、米国務省高官は匿名を条件に記者団に対し、双方の交渉はまだ半ばにも達していないと説明した。
ロウハニ大統領のコメントを受け、交渉妥結は間近との観測が広がったため、米高官はこうした楽観的見方の打ち消しを図ったものとみられる。米国はトランプ政権時代の18年に同合意からの離脱を表明した。
原題:
U.S. Cites Modest Progress in Iran Talks, Dialing Back Optimism(抜粋)
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