東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）は24日の首脳会議で、ミャンマーの「全ての当事者」による対話の仲介で特使を派遣することで合意した。２月１日のクーデター後の暴力を終わらせるための取り組みでは最も具体的な動きの一つだ。
ジャカルタで開催された首脳会議にはミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官も出席。総司令官は対話プロセスに同意したという。会議後の 声明によると、首脳らは「暴力の即時停止」でコンセンサスに達した。
マレーシアのムヒディン首相は「世界の多くの人々は説明を求めており、われわれは説明にますます窮するようになっている。ＡＳＥＡＮが行動し、われわれのまさに裏庭で起きていることに対処し、行動するよう国際社会は期待している」とコメントした。
内政への直接的な干渉を原則として避けてきたＡＳＥＡＮにとり、特使派遣は異例。ただ、国軍がアウン・サン・スー・チー氏ら文民政府指導者の拘束を解くかどうかや、2022年に新たな選挙を実施するかなどは不透明だ。
インドネシアのジョコ大統領は、「軍による武力行使を終わらせることへのコミットメントの重要性をミャンマーの軍指導部に伝えた」と説明。「同時に、緊張を和らげるため全当事者が自制する必要がある」と述べた。
ミャンマー、デモで100人以上死亡との報道－クーデター以降最悪
原題：
Asean to Broker Myanmar Talks in Bid to End Bloodshed (1)（抜粋）
からの記事と詳細 ( ＡＳＥＡＮ、ミャンマーへの特使派遣で合意－暴力停止に向け仲介へ - ブルームバーグ )
https://ift.tt/3sLnXMY
No comments:
Post a Comment