山梨県産の清酒(日本酒)が4月28日、地域ブランドを国が保護する「地理的表示(GI)保護制度」に指定された。県内で採れた水を使用するなどの条件を満たせば、「山梨」の産地名を独占的に名乗ることが可能となる。県内では2013年にワインが指定を受けており、同一の都道府県で二つの酒類が指定されるのは全国で初めて。清酒の指定は全国で9例目。
「山梨」と表記するには、原材料の水を南アルプス山麓、富士北麓、八ヶ岳山麓など県内6水系から採取することを条件とした。3等級以上の国産米の使用や、アルコール添加は10%以下に制限することも基準に定め、山梨の日本酒の品質向上やブランド化を推し進めるのが狙いだ。
今後、県酒造協同組合による審査会での認定を経て、「山梨」を冠した日本酒が販売される。同28日に甲府市内で開かれた記者会見で、同組合の北原兵庫理事長は「ようやくスタートラインに立てた。品質を高めていきたい」と意欲を語った。長崎知事も「素晴らしい地域資源と技術力が評価され、酒の聖地として国に理解された。水環境の保全などにも力を入れたい」と述べた。
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