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Saturday, July 10, 2021

シリア支援 1年延長…安保理決議 米露が合意 : 国際 : ニュース - 読売新聞

 【ニューヨーク=寺口亮一】国連安全保障理事会は9日、内戦が続くシリアへの人道支援を1年間延長する決議を全会一致で採択した。現行の支援活動は10日が期限だった。米国とロシアが妥協案で合意し、シリアの数百万人の生活を支える「生命線」が途絶える事態は回避された。

 国連は現在、トルコ国境のシリア北西部バブアルハワから物資を運び込んでいる。決議は活動期限を6か月延長し、越境支援の「透明性」などに関する国連事務総長の報告を条件に、さらに6か月延長するとした。

 アサド政権を支えるロシアが中央政府を通した支援を訴え、交渉は難航した。8日の時点で、ノルウェーなどが起草して米欧が支持した1年延長案と、ロシアの6か月延長案があった。

 安保理筋などによると、9日の採決直前に米露の国連大使が協議し、事実上1年延長する代わりに、反体制派に支援物資が流れないようロシアが求めた透明性などに関する報告を盛り込むことで折り合い、決議案を一本化した。

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