2021－22シーズンの欧州各国リーグがついにスタート。DAZNニュースではプレミアリーグ（イングランド）やラ・リーガ（スペイン）、セリエA（イタリア）、ベルギーリーグにフォーカスし、各チームの基本情報や注目選手を紹介する。今回はシュミット・ダニエルや橋岡大樹など数多くの日本人選手が所属し、林大地の加入も秒読み段階になっているシント＝トロイデンをピックアップした。
チーム情報
DMMグループが経営権を取得した2017年11月以降、ヨーロッパにおける日本人選手の受け皿となっているシント＝トロイデンVV（STVV）には、2021－22シーズンも数多くのサムライが所属する。 ベルギーリーグ開幕時点で、GKシュミット・ダニエル、DF松原后、橋岡大樹、MF伊藤達哉、FW鈴木優磨の計5人がトップチームのスカッドに名を連ねた。さらに、8月8日にはサガン鳥栖とFW林大地の完全移籍で合意に達した旨を発表している。 このチームを今季から率いているのはベルント・ホラーバッハ監督。かつてハンブルガーSVで酒井高徳や伊藤を指導したドイツ人指揮官で、それ以前はあの“鬼軍曹“フェリックス・マガトのアシスタントコーチなどを務めながら研鑽を積んだ。 キャリアの大半を母国で過ごしてきたが、2019－20シーズンにムスクロンの監督を務めた経験があり、ベルギーリーグやこの国のサッカー事情に精通している。 その新指揮官は就任にあたり、クラブ公式サイトで「2021－22シーズンの目標はより安定した結果を残すチームを作ること。ファンの皆さまには、クラブのために最大限の情熱を注ぐ、やる気に満ちあふれたチームにぜひ期待をしていただきたい」とコメント。プレシーズンマッチで8戦無敗（5勝3分）と、まずは上々の滑り出しを見せた。 日本人以外の注目株を挙げれば、ウインガーのアブバカリ・コイタだ。ワースランド・ベフェレンでプレーしていた昨季、リーグ戦で7ゴールを記録し、今夏にSTVVの一員となった。 右サイドを突破した橋岡のクロスにコイタが合わせる形が、チームの新たな武器になるかもしれない。98年生まれと伸びしろも十分のアタッカーにかかる期待は大きい。
注目選手：FW 林 大地
生年月日：1997年5月23日 2021シーズン成績：20試合4得点（サガン鳥栖） 東京五輪に出場したFWの急上昇株で、J1通算成績は54試合15得点。8月19日に現地到着の発表があり、あとはメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ予定になっている。 クラブ公式サイトで自身のストロングポイントに挙げた「ゴールへの執念、ゴールに向かう姿勢、チームを活性化させる全力プレー」を見せ、チームの勝利に貢献できるか。キャリア初となるヨーロッパ挑戦に注目だ。
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