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Wednesday, November 17, 2021

米中が「戦略的安定性」協議で合意、核・ミサイル開発やサイバー攻撃を念頭か - 読売新聞

 【ワシントン=蒔田一彦】米国のジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は16日、バイデン大統領と中国の 習近平シージンピン 国家主席が15日の会談で、「戦略的安定性」に関する協議を進めていくことに合意したと明らかにした。詳細については言及を避けたが、中国の核・ミサイル開発やサイバー攻撃などを念頭に置いたものとみられる。

 サリバン氏は16日、米調査研究機関のオンラインイベントに参加し、首脳会談について講演した。中国の核兵力増強や極超音速兵器の開発、サイバー防衛などが議題になったかどうか問われたのに対し、サリバン氏は「バイデン大統領は戦略的安定性の必要性を提起した」と答えた。

 バイデン氏は「こうした課題を巡る一連の協議は、安全保障、技術、外交の分野にまたがる両国のチームが主導する必要がある」との考えを示したという。

 米国は、ロシアとの間では外務次官級の「戦略的安定対話」を行い、新たな軍備管理の枠組み構築に向けて協議している。ただ、サリバン氏は中国との協議については「米露間の戦略的安定対話と同じではない」と述べた。

 サリバン氏は「前進させるために最も生産的な方法を考えることが我々の責務だ」とも語り、中国との協議の具体的な進め方などについては今後事務レベルで詰めていくことを示唆した。米国は新たな軍備管理の枠組みに中国を参加させたい考えだが、中国は否定的な姿勢を取っている。

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